秋深き山々を駆ける(前編)
2005年 11月 24日
紅葉ツーリングに行ってきたんだな、これが。
今回はまだ行ったことのないエリアを探求すべく、遠州北部、すなわち「新」浜松市の北部を走ってきた。
ルートを大まかに解説すると、
自宅~東名豊川IC~県道4号~奥浜名湖~R362~県道389(明神峡)~水窪~天竜スーパー林道(天竜線)~R152~R362~東名三ケ日IC~自宅
といったところだ。
行きはオール下道で行くつもりでいたが、何しろ日の短いこの季節、少しでも早く向こうへたどり着けるように、豊川インターまで高速を利用した。
豊橋市街を迂回して、県道4号経由で浜名湖へ。
湖岸に打ち寄せるさざなみが、小春日和の日差しを受け煌めいていた。のどかで穏やかな晩秋の光景である。
おおむね順調に流れるR362を進み、天竜川を越える。このあたりから、だんだん山里らしくなってきた。
「道の駅 いっぷく処横川」にて小休止。小腹が空いてきたので、その場で焼いているらしいパンケーキを買って食す。
後からバイクが何台も入ってきた。みんな走ってるねー。
ところで、建物の入り口一帯には、しいたけが山のように置かれていた。値段も大きさもまちまちなんだけど、大きさと値段が必ずしも比例しておらず、基準がさっぱり分からない。傘の厚さで決まるのか?
とりあえず、小さいのがたくさん詰まったパックと、巨大なものが6個入ったパックを土産に買った。
ややのんびりしすぎたので、先を急ぐ。
引き続きR362(473)を快走。我がサイコは、こういう高速コーナーがいちばん気持ちいい。これから差し掛かる、見るからにタイトなコーナー群はあまり好きではないのだが…
15kmほど行くと、県道389の入り口が現れた。
地図には「渓流沿いの快走路」とある。前半は正しい。が、後半は誤りである。
というのも、全般に道幅が狭いのだ。車同士のすれ違いは困難を極め、バイクの私でさえ、すれ違いには相当な神経を使った。
そして、狭いとなると遅い車をパスできるポイントも当然少ない、というかほとんどない。
ほとんどのドライバーは気が付いて譲ってくれたけど、紅葉に見入っているのか、難コースすぎて後ろに気を配る余裕がないのか、はたまた自分たちの世界に入り込んでしまっているのか、まーったく譲ってくれる気配のない車が一台いて、往生した。乗っていたのはカップルだったろうか? んで運転はどうやら女性だったので、上記の2番か3番の理由が有力か?
それと、バイクにとって非常に難儀なのは、石や砂、落ち葉などが路面に散乱していたことだ。
車ならさほど問題ではないが、バイクだとこれらを踏んでしまえば転倒しかねないので、死活問題である。
紅葉自体は、なかなかのものだった。ただ、上記のような道路環境ゆえ停める場所にも神経を使うし、谷底なので陽の当たり方にも制約があり、なかなか満足のいく写真は撮れなかった。走りながら見るのもちょっと大変なので、ここでは止まって自分の目でじっくり楽しむべきだろう。
門桁という集落を過ぎると、県道は一気にヒルクライムの様相を呈してきた。木々の間から時折見える山々は、険しいながらも雄大である。
ほどなく、山住峠に到着。そこには神社と茶屋があって、その周辺に車がやたら多く駐車してあり、少し驚く。そしてここは、天竜スーパー林道との交差点でもある。
スーパー林道は帰りに走るつもりだが、ここはいったん県道を最後まで走ってみることに。
車を人を避けつつ、水窪へと続く下り坂へハンドルを向けた。時刻はまもなく13時になろうとしていた。
つづく
今回はまだ行ったことのないエリアを探求すべく、遠州北部、すなわち「新」浜松市の北部を走ってきた。
ルートを大まかに解説すると、
自宅~東名豊川IC~県道4号~奥浜名湖~R362~県道389(明神峡)~水窪~天竜スーパー林道(天竜線)~R152~R362~東名三ケ日IC~自宅
といったところだ。
行きはオール下道で行くつもりでいたが、何しろ日の短いこの季節、少しでも早く向こうへたどり着けるように、豊川インターまで高速を利用した。
豊橋市街を迂回して、県道4号経由で浜名湖へ。
湖岸に打ち寄せるさざなみが、小春日和の日差しを受け煌めいていた。のどかで穏やかな晩秋の光景である。
おおむね順調に流れるR362を進み、天竜川を越える。このあたりから、だんだん山里らしくなってきた。
「道の駅 いっぷく処横川」にて小休止。小腹が空いてきたので、その場で焼いているらしいパンケーキを買って食す。
後からバイクが何台も入ってきた。みんな走ってるねー。
ところで、建物の入り口一帯には、しいたけが山のように置かれていた。値段も大きさもまちまちなんだけど、大きさと値段が必ずしも比例しておらず、基準がさっぱり分からない。傘の厚さで決まるのか?
とりあえず、小さいのがたくさん詰まったパックと、巨大なものが6個入ったパックを土産に買った。
ややのんびりしすぎたので、先を急ぐ。
引き続きR362(473)を快走。我がサイコは、こういう高速コーナーがいちばん気持ちいい。これから差し掛かる、見るからにタイトなコーナー群はあまり好きではないのだが…
15kmほど行くと、県道389の入り口が現れた。
というのも、全般に道幅が狭いのだ。車同士のすれ違いは困難を極め、バイクの私でさえ、すれ違いには相当な神経を使った。
そして、狭いとなると遅い車をパスできるポイントも当然少ない、というかほとんどない。
ほとんどのドライバーは気が付いて譲ってくれたけど、紅葉に見入っているのか、難コースすぎて後ろに気を配る余裕がないのか、はたまた自分たちの世界に入り込んでしまっているのか、まーったく譲ってくれる気配のない車が一台いて、往生した。乗っていたのはカップルだったろうか? んで運転はどうやら女性だったので、上記の2番か3番の理由が有力か?
それと、バイクにとって非常に難儀なのは、石や砂、落ち葉などが路面に散乱していたことだ。
車ならさほど問題ではないが、バイクだとこれらを踏んでしまえば転倒しかねないので、死活問題である。
門桁という集落を過ぎると、県道は一気にヒルクライムの様相を呈してきた。木々の間から時折見える山々は、険しいながらも雄大である。
スーパー林道は帰りに走るつもりだが、ここはいったん県道を最後まで走ってみることに。
車を人を避けつつ、水窪へと続く下り坂へハンドルを向けた。時刻はまもなく13時になろうとしていた。
つづく
by fch_titans
| 2005-11-24 22:07
| ツーリング