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この星が、好きだから― 私は、ティターンズ。


by fch_titans
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メガーヌRS

先日、メガーヌRS(ルノー・スポール)の試乗をしてきた。

試乗キャラバンの開催は知っていたが、ネットでチェックしたところ、うちの近所のディーラーには来ないことが判明し、がっかりしていた。
ところがある日突然、「試乗会開催!」とのハガキが届いたのである。「えっ? なんで!?」とばかり意表を突かれたが、何はともあれこれは乗っとかないかんなと、忙しい合間を縫ってディーラーを訪れた。

以前、ルーテシアRSには試乗したことがあるが、あちらは2ℓNAの169ps。今度は同じ2ℓでも、ターボで224ps(そのぶんボディも大きいが)。加えてMTなんてもう何年も乗っていない。大丈夫だろうなぁ!? と一抹の不安を抱えつつ、左のドアから乗り込んだ。

渡されたカードキーを差し込み、スタートボタンを押すと静かにエンジンが始動。シート位置を入念に合わせ、シフトレバーを1速に入れ、発進…いきなりエンスト。ルーテシアRSに続き、またしてもやってもーた。
が、その後はエンストすることなく、わりとスムーズに操作ができた。ターボといっても、2000回転ほどで最大トルクの約9割を発生するからとても扱いやすく、音もいたって静か。これなら、久々のMT復帰でもとっつきやすいはず。
乗り心地もやっぱりルノー。他のルノー車より明らかに硬いけど、その硬さにはまったく角がない。私の友人はドイツ車オーナーばかりで、乗せてもらうとどれも脚の硬さに驚かされるが、それらに比べれば十分に快適だ。
バイパスに出て、次の信号までの1km以上の区間でアクセルをグッと踏み込む。だがその加速は、ターボである事実をあまり感じさせず、あくまでスムーズなもの。年明けには5ドアも追加されることをみても、このクルマはGT的要素が濃いので、これが適切なんだろうなと思う。しかし、峠あたりではそれ相応の戦闘力を見せてくれる、といろんな雑誌に書いてあるが、いかんせん短い試乗コースでそれを確認する術はなかった(それ以前に、私の腕前では無理だが)。フランス車、とりわけルノーは、走りこむほどに徐々にその良さが分かるので、短い試乗ではなかなか理解を得にくいのではないだろうか。もったいない。

いつもお世話になっているセールス氏といろいろ話したが、やはりこのメガーヌRSは反響が大きかったらしく、土日などは順番待ちになったそうな。ルノーディーラーにしては珍しく(失礼!)。わが日本では、ルーテシアにおけるRSの比率が、他国に比べて群を抜いて高いのだそうな。それだけに、このメガーヌRSも興味を引くのであろう。

ディーラー内には、RSと一緒に各地を回っているというカブリオレが展示してあって、ルーフの開閉も見せてもらった。電動で開閉されるそのルーフは、幌ではなくメタルトップ…でもなく、なんとガラスルーフ! このモデルも年明けに導入されるらしい。並行モノでたしか340万円くらいだから、正規だと300万円ちょいになるかも!?
他にも、カングーやメガーヌ2.0に、それぞれ5速と6速MTが追加されるなど、最近、ルノーのラインナップが充実してきている。セールス氏も、「ルノー・ジャポンも本腰を入れてきているみたいですよ。こちらの言うこともよく聞いてくれますし」とおっしゃっていた。

来年以降、ルノーの動きがとても楽しみである。
by fch_titans | 2004-11-18 20:50 | クルマ・バイク