ミルフィーユというケーキは、本当に困った代物だ。
今日、家族とケーキを食べたのだが、箱の中にはショートケーキ、モンブラン、そしてミルフィーユがあった。
あのサクサクのパイ生地に惹かれ、つい触手が伸びてしまうミルフィーユ。今日もその誘惑に打ち勝つことができず、手を出してしまった。
そして、いざ皿にとってから、毎回悩んでしまうのである。
「どーやって食べりゃいいんだ!?」
何枚かのパイ生地にクリームが挟まっているこのカタチ、まことにやっかいである。
普通のケーキなら、フォークで上からエイヤッと切り取って口に運ぶところだが、てっぺんの層が固いこいつは、それができない。
皿に倒して横から切り込む…これもうまくいかない。
悶々としているうちにフォークを置き、直接手で掴もうとするが、横から掴むとクリームが手に付くし、縦に掴むにもよほど慎重にやらねばクリームがはみ出てしまう。いや、それがもしうまくいったとて、歯でかぶりつく時点で結局はみ出してしまうであろう。
そうやって何分も悩んだ挙句、パイ生地、クリーム、パイ生地、クリーム…といった具合に、上から順番に剥いで各層を単体で食べていくのである。
いやまあ、それでもおいしいのはおいしい。だが、何なんだろう、この得も言われぬ敗北感は!?
「もっと上手な食べ方はないのかぁ~!!」と、心の中で叫びながら、ミルフィーユは皿の上から消えてゆく。
他人との食事の席では、ミルフィーユには手を出さないほうが無難だな。
今日、家族とケーキを食べたのだが、箱の中にはショートケーキ、モンブラン、そしてミルフィーユがあった。
あのサクサクのパイ生地に惹かれ、つい触手が伸びてしまうミルフィーユ。今日もその誘惑に打ち勝つことができず、手を出してしまった。
そして、いざ皿にとってから、毎回悩んでしまうのである。
「どーやって食べりゃいいんだ!?」
何枚かのパイ生地にクリームが挟まっているこのカタチ、まことにやっかいである。
普通のケーキなら、フォークで上からエイヤッと切り取って口に運ぶところだが、てっぺんの層が固いこいつは、それができない。
皿に倒して横から切り込む…これもうまくいかない。
悶々としているうちにフォークを置き、直接手で掴もうとするが、横から掴むとクリームが手に付くし、縦に掴むにもよほど慎重にやらねばクリームがはみ出てしまう。いや、それがもしうまくいったとて、歯でかぶりつく時点で結局はみ出してしまうであろう。
そうやって何分も悩んだ挙句、パイ生地、クリーム、パイ生地、クリーム…といった具合に、上から順番に剥いで各層を単体で食べていくのである。
いやまあ、それでもおいしいのはおいしい。だが、何なんだろう、この得も言われぬ敗北感は!?
「もっと上手な食べ方はないのかぁ~!!」と、心の中で叫びながら、ミルフィーユは皿の上から消えてゆく。
他人との食事の席では、ミルフィーユには手を出さないほうが無難だな。
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by fch_titans
| 2004-11-19 23:38
| その他諸々