この星が、好きだから― 私は、ティターンズ。


by fch_titans
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さらば、浪士組。

拙者、本日付で尾張浪士組を除隊と相成った。

理由は、隊の規律を乱したから…ではもちろんなく、就職でござる。
父上が勤める会社に、明日から世話になるでござるよ。
まさか、この歳になって縁故に頼ることになろうとは…誠に面目ござらぬ。

さて、これからいかなる試練が待ち受けるやら…
とにかく、頑張るだけでござる。

最後に、隊に残った浪士達の健闘を祈りつつ…
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by fch_titans | 2005-05-31 23:30 | その他諸々
お次はアジア諸国のパビリオンが立ち並ぶGC1。
ここは韓国館でたいそうな行列ができていたが(韓流ブームだからか?)、それ以外は特に大きな混雑は見られなかった。

北側をさらりと見たあと、今何かと話題の中国のパビリオンへ。
ここで14時からショーがあることを知った。時計を見れば13時55分。おっ、もうすぐか。行く先々でタイミングよく催し物が見られるなんて、けっこう運がいいかも?
14時になると、女子十二楽坊ばりのきれいなお姉さんたちが出てきて(グループ名は聞き取れなかった…)、二胡や笛、琴、独特な形をした琵琶っぽい楽器などを、リズムに合わせて奏でた。中国は人口が多いこともあり、こうした芸を持つ人口もハンパでなく多いらしい。それゆえに層が厚いというか、底辺が広いというか、とにかくそういうことだそうな。技量的にも、器量的にも。うーん、イイネ。

となりのモンゴル館でも、二胡のデカい版みたいなのを弾きながら、独特の声で歌っている人がいた。その声は誰かに似ている…あー! あれだ、市場でよく聞かれる、おっちゃんのダミ声! あれにちょっと似ていた(失礼な話だが)。
反対側では、モンゴル相撲のVTRが流れていた。うわ、すごい! 日本の力士とは対照的に、引き締まった筋肉隆々の体格。向こうはあんなんばかりいるのか!?(ブヨブヨの人も何人かはいたけど)
ちなみにこれを見た他の客は口々に、朝青龍がどうたらこうたらと述べていた。彼はこのモンゴル相撲出身だから、話題に上るのも当然か。やたら強いし。ちなみに、この翌日がモンゴルデーで、なんと本人がこのモンゴル館に来たらしい。

ふたつ隣の中央アジア共同館では、全長約13mの仏像が横たわっていた。長すぎて、この位置からしか全身を画像に収められない↓
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その隣のネパール館の中には、曼荼羅と呼ばれる寺院がドーンとそびえ立っていた。
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なんと200人もの職人がやってきて建てたんだとか! 気合入ってるなー。

最後はインド館。インドの産業を紹介するコーナーで、インド製の自動車がパネル展示されていた。メーカー名は忘れてしまったが、なかなかカッコよくて良さげだった。インドのメイクといえば、ロイヤルエンフィールド(二輪)くらいしか思い浮かばないが、自動車産業が伸びてくると、それはそれで面白いかも(って、余裕かましてる場合じゃない!?)。
ここを巡る途中、一方を見ながら歩いていて、ふと反対側に振り返ったら、すぐそばに民族衣装を纏ったインドのお姉さんが立っていて、少しビックリ。思わず胸の前で合掌してしまった。するとお姉さんも合掌して「ナマステ」と挨拶してくれた。ささやかなやりとりだけど、これもまたひとつの交流かな。

以上でGC1の見学は終わり。
よし、次、GC3行くか!

(つづく。またしても長期連載の予感…)
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by fch_titans | 2005-05-31 19:50 | 図らずも万博関連
「シャララーラ シャラララーラ♪」
10時20分、ホンダのCMの曲を口ずさみながら、ホンダのバイクを走らせていた。
やがて見えてきたのは、すっかり静かになった県営名古屋空港。
これから飛行機に乗って…違う。ここはあくまで、バイクを停める場所だ。
そう、万博へ行くための。

シャトルバス乗り場で、少々面食らう。
乗車待ちの人数が、思いのほか多い。
平日、それも朝一番とはいえない時間に、これか。土日祝よりはよっぽどマシなんだろうが。
地理的に、尾張のみならず岐阜県その他の地域の人も利用することが考えられるため、こうなるんだろうか。
とにかく、20分ほど待って、ようやくシャトルバスに乗り込むことができた。

睡眠不足の体でバスに揺られること35分、定刻きっかりに万博東ターミナルに到着。既に11時とあって、ゲートはガラガラだった。
手荷物検査では、森での昼寝に備えて持ってきた防虫スプレー(!)が、唯一ひっかかる恐れがあったが、あっさりパス。考えすぎだったかな?
少し長い通路を早足で歩くと、おお、見えてきたぞ!
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いるいる、人がいっぱい。今日は何人ぐらい入ってるんだろう? ああ、そんなことより、腹減った。パビリオン巡りの前に、まずは燃料補給だ。

今回、食べ物の研究にはかなりの時間を割き(一方、パビリオンの研究はほとんどしていない…)、何を食べたいかピックアップしてメモに控えてきている。その種類はかなり多いが、とりあえずもっとも近いグローバルコモン(以下「GC」)2へと急いだ。

するとその途中で、白人のご婦人にカメラを差し出された。いきなり何だ!? とたじろぐも、たぶん写真を撮ってほしいんだな、ということはすぐに分かった。
特に会話らしい会話もなく、撮影は終了。あっさりと別れた。「Where are you from?」くらいの会話はしたほうが良かったかな?(これで合ってるのかも疑わしいが) こういうとき、英語が話せたらなぁ、とつくづく思う。こういうときだけは…

さて、GC2に到着。
アメリカンなフードを売っている「ユーエスビストロ ルート66」には、修学旅行の中高生が氾濫していた。その混雑を掻き分け、中米共同館へ。
ここで売っているサフランライスなる料理(1200円)を食べようとしたら、その他に中米カレー(テイクアウトで600円)なるものを発見。これを見てピンときた。ひとつのものを大量にではなく、せっかくだから色々なものを少しずつ食べたほうがいいので、迷わず安い中米カレーを選択した。
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食べてみると…ほうほう、辛いんだけど、正確には酸っぱ辛い? ともかく、これまで味わったことの無い独特の辛さだ。
続けざまに、さきほど通過したルート66へ。当初は全長32センチのヤンキースドッグを食べるつもりだったが、その横にステーキサンド(1000円)なんてのを見つけてしまい、あっさり変心。3分後にはもうかぶりついていた。おいしかったぁ~。

さて、燃料補給も完了したし、パビリオンを見て回るべ。
今日は、整理券が必要な企業パビリオンなどは完全無視。グローバルコモンをメインに、余裕があれば日本館も見ようと考えている。それらについても、待ち時間の長いものはどんどんパス。限られた時間で多くを見ようとする場合、何十分、何時間という待ち時間は非常にもったいない。その間にどれだけ見て回れるやら、という話である。
というわけで、さっそく空いてる所から攻めよう。

GC2は、カナダ、アメリカ、国連、国際赤十字・赤新月の各館が待ち時間を要したため、その他を見て回った。

中米共同館では、各国の砂が展示してあり、実際に触ることができる。その質は実に様々で、同じパナマ運河周辺でも、太平洋側と大西洋側では質も感触も全く異なるのが印象的だった。そのパナマ運河も、必ずしも一本の水路のみではなく、リアス式海岸のごとく複雑な輪郭を持つ湖がその一部を占めることを改めて確認。なかなか興味深かった。
アンデス共同館では、この地域のすばらしい風景が展示されていた。そして出口でちょうどミニライブが開かれており、10分ほど聞き入る。すっかり感化された私は、傍らで売っていたCDを衝動買いしてしまった。エクアドルのアメリカ先住民族で構成された、「SISAY」なる名称のグループ。後日聞いてみたが、かなり気に入った。おそらく自主制作モノなので、ここ以外では入手は困難かと。いい買い物をした。

アルゼンチン館では、13時からタンゴのショーがあるよ、とスタッフの方が言っていたので、それまで時間をつぶすために残りを見て周り、さらにGC1まで少しつまみ食いして、急いで戻ってきたら…扉が閉ざされていた。入場締め切り? 何で?? 手違いがあったのか、とにかく残念だ。
と、そこへ、向こうの小さなイベントステージから音楽が聞こえてきた。歩み寄ってみると、ドミニカの歌と踊りのショーが行われていた。シンプルな楽曲に軽快なリズム、キレのいいステップに、思わず満足だ。
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中には入らなかったが、カナダ館の外にいた軍人風の2人と記念撮影(けっこう人気で、数分ほど順番待ちを強いられた)。
さて、それでは次のコモンに行くか。
(つづく)
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by fch_titans | 2005-05-30 03:39 | 図らずも万博関連

そして、帰還。

予想通り、帰りが遅くなっちまったなぁ。
もう足がボロボロだ。

何してきたかって?
明日以降にアップしようと思います。ハイ。
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by fch_titans | 2005-05-26 23:54 | その他諸々

まもなく出撃

いざ行かん!!
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by fch_titans | 2005-05-26 09:43 | その他諸々

夏を偲ぶ

さわやかな陽気である。
日差しは熱いが、空気がカラッとしていて、クルマの窓を開けて走ると気持ちがいい。バイクで走ればもう言うことなしだ。

私の住む地域は、5月ならば晴れの日はだいたいこんな感じだと思うのだが、今年はそうではない。今日のような気候はあまりなく、晴れていても風が冷たく感じられる日が目立った。
そして何より驚いたのは、北に見える山々のうち、奥のほうには残雪がまだハッキリと見られたことだ。4月ならともかく、もう5月下旬である。こんなに遅くまで残っているなんて、ちょっと記憶にない。
(あ、そういえばゴキブリの目撃件数も少ないな。今年に入ってまだ1回だもの)

何でも、オホーツク海にある高気圧が、今年は例年より勢力が強いとのこと。その影響が、この尾張地方にも及んでいるのだろうか?
まあ、今はまだ「肌寒いかな?」なんて話で済むが、もし冷夏にでもなろうものなら、ちょっと困ってしまう。

冷夏と聞いて思い出されるのが、93年の冷夏によって起こった、記録的な米の凶作である。うちはたまたまオヤジの実家(九州)から米をわけてもらえたので、直接的な影響を避けられたが、そうでない人々は米騒動に振り回されたことと思う。やれタイ米の品質がどうだとか、抱き合わせ販売がどうのとか。
その反省を踏まえて本格的な米の備蓄制度が開始されたのだが、皮肉なことに翌年以降は毎年のように豊作が続き、今度は備蓄米の維持コストがどうとか、在庫が減らないとかいろいろ問題になったりした。
(んなもん、食糧危機の国への援助に回せばいいじゃん? なんて簡単に考えていたが…やっぱり難しいのかな?)
もし、今年また不作になったとしたら、いよいよ備蓄米活躍の時がやってくるのだろうか?

冷夏の影響といえば作物もそうだけど、個人的には精神面にも影響が少なくない。
だって、毎日のようにどんより曇り空で、おてんとさんがちっとも顔をださないなんて、耐えられんよ。心にカビが生えちまわあな。確かに、暑過ぎるのもどうかと思うけど、太陽のない夏なんて、夏じゃない! ギラギラと輝く太陽、青い空、そして真っ白な積乱雲。これこそ日本の夏だ!

あと、心配なのはカラ梅雨。今月は、降るときはけっこう降るとはいえ、やはりちょいと雨量が少ない気がする。今、ダムの水はどのくらい? と思って調べてみると…あったあった、こんなページが。
25日現在、貯水量はダムによってまちまちだが、特にヤバそうに映るのは、三重県北部と静岡県西部ではなかろうか?(この地域のみさなん、気をつけましょう)

冷夏と水不足、どっちも御免だ。ましてや、冷夏で曇るけど雨は降らず、水不足なんてことになったら、目も充てられない。
正常な夏がやってくるよう、今から祈るばかりである。
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by fch_titans | 2005-05-25 14:26 | 四季の話題

北国の春を駆ける ⑤

さて、日本海の夕日も堪能したことだし、ナイトランにとりかかろうか。

いろいろ検討した結果、今日のゴール地点は、昼にも立ち寄った「道の駅 能生」に決めた。実はここで、過去3回も宿泊(もちろんテントだが)したことがあるのだ。それゆえ、ある程度は勝手が分かっているので、テントが張れるかどうかなど、余計な心配がいらないのである。
また、それより先にあるの道の駅は、多少なりとも山中に入り込まなければならず、そうなると深夜の冷え込みが非常に懸念される(今朝があんな状態だっただけに…)。以上の理由で、ここは無難な選択したってわけだ。

夜のR8を行く途中、上越市街のコンビニに立ち寄った。夕食と明日の仮朝食を買うためだ。いろいろ迷ったが、フランクフルトとつくね棒、そして、夕方のリベンジとばかりに「新潟産コシヒカリで作った豚角煮おにぎり」を食べることに。160円という高額(?)商品で、普段なら絶対に手が出ない代物だが、今日は特別だ。ついでに、普段はほとんど飲まない酒も手にした(といってもキリン氷結をたったの1本だけどね…)。
駐車場に出て、バイクの傍らのブロックに腰掛け、袋を開け中身を取り出す。男のバイク旅にありがちな、ちょっと絵になる光景(えっ? はたから見ると、わびしいだけだって!? …放っといてくれ)。
肉類を食い尽くしてから、いよいよおにぎりだ。しかし、本場新潟にいるのに、全国どこでも手に入るコンビニおにぎりなんて… 若干、暗~い気分になりかけたが、食べてみるとメチャメチャ美味かったので、まぁよしとするか。
これにて夕食は完了。ゴミをきちんとゴミ箱に捨てて、さあ行こう。

市街を過ぎると、R8は再び海岸へ。夜の海は真っ暗で、遠く沖合に浮かぶ漁船の漁火がひとつ見えただけで、他にはなんにも見えやしない。さらに、集落を外れると建物さえもなくなり、周りに見えるものは対向車のライトのみ。暗いなぁ、そう思いながら、何気なく目線を少し上へと向けた。すると…
「おおっ!?」
驚いた私は、たまたま現れた駐車帯にバイクを急停止させた。エンジンもMDも止め、ヘルメットを脱ぎ去り、もう一度空を見上げる。
「うわぁ…」
空一面に広がる、無数の星の輝きに言葉を失う。かつて目にした能登半島での星空に引けをとらない美しさだ。私の住む地域では絶対に見られない、まさに絶景だった。ポカンと口を開けて見とれていると、首が痛くなってきた。そこでリアシートに腰掛け、背もたれに上体を預けて、顔を上へと向けた。写真にはうまく写せないので、しっかりとこの目に焼き付けよう。私はしばし時間を忘れ、越後の夜空に敷き詰められた宝石のような星のきらめきを、ただただ見つめていた。

再び走り出してから10分ほどだったろうか、今晩の宿泊地、道の駅能生に到着。
「うっわぁ~…」
そこでまた驚きの光景を目にした。これは…何というクルマの数!! 広大な駐車場を誇る能生だけあって、満車とはいかなかったが、にしてもすごい! 海寄りの駐車場なんて、大きなキャンピングカーがズラリと軒を並べており、まるでキャンピングカーショーだった。
でも、私がいつもテントを張るのは、駐車場外の小さな展望ブリッジの下だから、影響はない…いや、あった。すでに先客のライダーが、その一角を占拠していた。ウーン、しつこいようだが、さすがゴールデンウィーク…
仕方がない、ここは必殺「駐車場テント」だ。私はバイクのすぐ横にテントを広げ、手際よく組み立てて中に荷物を放り込み、最後に自身を滑り込ませた。

さっそく寝巻きに着替え、氷結のプルタブを引き上げる。プシュッ、とイキのいい音がして、炭酸ガスが微かに立ちのぼる。すぐさま口に持って行き、少量を含んで転がす。久々の酒、うまいなぁ。しょっちゅう飲みたいとは思わないが、たまにはいい。いや、むしろたまにだからこそ、おいしく感じるのかもしれない。
それにしても、テントの中は暖かいな。今朝のあの凍える寒さを思えば、まさに天国だ。今夜はぐっすり眠れそうだ。
おっと、もう酔いが回ってきたか? 睡眠不足+長距離走行の疲れも手伝って、いつもよりずっと早く酔ってしまったようだ。頭はクラクラ、まぶたもトローンと垂れてきた。おし、そろそろ寝るか。
時刻はまだ21時だった。
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突然、「北の国から」の蛍のテーマが耳に飛び込んできた。寝袋から手を伸ばし、枕元をがさごそと探る。手のひらサイズの四角い物体を感知したのでそれをつかみ、サイドキーを親指で探し、それを押し込むと音楽が止まった。
「ん~…朝か」
手に取った四角い物体をパカッと開き、画面を覗き込む。5時31分。外はもう明るかった。夜中、首筋に冷えを感じて起きた記憶があるが、おおむね良く眠れたようだ。
外へ出て、トイレに寄るついでに岸壁まで歩いてみた。朝のひんやりとした空気の中、海は静かに、そして小刻みに揺れている。沖には漁船が数隻浮かんでいる。静かな海岸の朝だ。
テントに戻り、昨日買った値引き(処分品!?)パンケーキなどを食べる。そして仮朝食が終わったら、さっそく撤収だ。荷物をまとめ、マット、寝袋を巻き、そしてテントを畳む。バイクのミラーを覗きながら、ヒゲも剃る。カウボーイに変身し、でも寒いからその上にジャケットを着込み、MDもセット完了。よーし、行くべか! 暖気もぼちぼち終わったサイコガンダムが、のっそりと動き出した。
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by fch_titans | 2005-05-24 23:48 | ツーリング

北国の春を駆ける ④

15分ほど眠っただろうか。もっと眠っていたいが、それでは新潟に着くころには陽が沈んでしまう。とりあえず極限状態は脱したので、ふたたび走り出すことに。
ところがこの後、非っ常~に遅いクルマに行く手を阻まれる。
制限40km/hのところを、律儀に40、いや、もう少し遅いペースでのんびり走っている。ツイていないことに、ここも追い越し禁止。早く、早く先へ進みたいのに…うぐぐぐグググググォー…
その時だった。道路中央から黄線が消え、代わって白い破線が現れた。私は対向車線の安全を確認すると、ギアを一気に2段落とし、怨念のこもった右手でアクセルをワイドオープン! タコメーターの針は普段まず使わない4000回転以上まで跳ね上がり、巨大な機体は怒涛の加速を見せる。数台のクルマをごぼう抜きして、ミラーに映るそれらの姿を瞬く間に小さくしてしまった。フラストレーションの開放、というよりは、爆発だった。
「脅かして済まねェな。だが、これ以上そんな亀走りに付き合っちゃいられねェんだ」
この瞬間、私の心は全面的に鬼と化していた…

目の上のコブを叩き落したもつかの間、寺泊港の3kmほど手前で渋滞にハマってしまった。今度は完全に止まってしまい、ほとんど流れない。見通しが利かず、先がどうなっているか全く分からない。
「このまま延々とハマり続けちゃあ、ひとたまりもないな…」
そう判断した私は、Uターンして歩道に逃げ込み、地図で迂回路を検索した。
すぐ目の前にあった県道169号がいけそうだと分かり、坂を上ってゆくと、のどかな田園地帯へと抜け出た。シーサイドは気持ちいいけど、こういう雰囲気もまたいいものだ。
その後、R116の橋を渡り、分水路の土手を走り、「道の駅 国上」に立ち寄ってみた。

なんか美味そうな食いモンあるかな~? と歩き回ると、「地元米で作ったおにぎり」との貼紙が。これを見てハッとさせられた。そうだ! 米だ!! 海産物もあるけど、新潟といえばやっぱり米だ! お米大好き人間の私には、まさに打ってつけではないか。昼食も少なめだったし、迷わず行こう!
…しかし、売り切れだった。時刻がもう16時過ぎとあっては、仕方ないか。やむなく、地元米で作った餅らしきものや、どことなく「おやき」に似ている団子などを買い込み、ベンチに腰掛けそれらをほおばった。

地図を見ながら考える。
もうこんな時間だから、新潟市付近まで行っていたら日が沈んでしまう。何の目的で新潟へ行くつもりだったのか? それは、一面に広がる田園地帯を見るためだった。だが、新潟市にこだわらなくとも、田園はある。そう、今休んでいるこの地域にも、水田は無数に広がっている。
しばしの黙考の後、私は決めた。ここでいい。ここまでで引き返そう。
バイクに跨る前に、ふと思い出してMDプレイヤーを取り出した。ま、どうせダメだろうなと再生ボタンを押すと、何事もなかったかのように再生を始めた。
「…。これって、イジメか!?」今頃になって直りやがって…本来喜ぶべきところを、非常に複雑な気分のままバイクに跨った。

少し走って近くの田園の中へと乗り入れ、あぜ道にバイクを停めた。
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一面に広がる田園の、そのさらに向こうには残雪を冠した山がおぼろげに見える。
美しい。美しい風景だ。うん、これで十分だ。満足した私はカメラをバッグに仕舞い、ステアリングを南へと向けて走り出した。

いったん海岸まで出てから、再び南へ…ところが、またしても渋滞に遭遇。なんだって渋滞ばかりなんだろう? ふと見れば、そこには「工事中 片側通行」との看板が。なるほどねぇ、そりゃ、混むわけだよ。先ほどの渋滞もこれが原因だったようだ。私はさっさとUターンし、またしても迂回路を走り出した。田んぼに映る夕日が、眩しい。
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そうしてまた海岸線に戻った私は、音楽を聴きながらひたすら南へと向かった。やっぱり音楽はいいな。旅の気分を盛り上げてくれるから。
ところが、是が非でも新潟まで! という計画を破棄し、時間に余裕ができて気が緩んだのだろうか、またしても睡魔が頭をもたげてきた。困ったな、これは…
やむなく、柏崎の潮風公園なる所で休憩。砂浜まで歩き、海を眺める。日は傾き、徐々に水平線に近づいてゆく。そんな光景を見ながら、突如思いついた。
「そうだ、あそこから夕日を眺めよう」
私は昼食時に立ち寄った「風の丘」へと急いだ。距離にして数kmだが、日没は刻々と迫る。ようやくたどり着き、丘の向こうを見やると…あった。まだ沈んではいなかった。
ヘルメットを被ったまま急いで写真だけ撮って、あとはただその場に突っ立って、水平線の彼方に沈み行く夕日をいつまでも眺めていた。
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by fch_titans | 2005-05-22 01:00 | ツーリング

北国の春を駆ける ③

日本海を左手に眺めながら、のんびりクルージング。いや、本当はもう少し先を急ぎたいのだが、いかんせんゴールデンウィークゆえ交通量が多く、思うようなペースで走らせてもらえない。さりとて、頭の堅い私は、黄線を突っ切って追い越すこともできない。MD不調で音楽も聞けない。救いは青く広がるこの海だけだ。はぁー、やっぱ海はええなぁ…

ところが、しばらく行くとその海さえも遠ざかってしまい、こりゃ八方塞がりだぁ~! と思ったら、上越市あたりから道が片側2車線に増えた。「おっしゃー!」ここぞとばかりにアクセルを捻り、右へ左へと車線をシフトしつつ、並み居るクルマをスムーズに追い越してゆく。溜まりに溜まったフラストレーションを、一気に開放だ。自分のペースで走れるって、やっぱ嬉しいなあ。

相当数のクルマを追い抜いたところで、ふたたび対面通行に。
それから何kmか走ったところで、再び海が見えてきた。するとそこへ、道の駅を示す標識が見えてきたが、同時にクルマの流れが急に滞った。何だ!? 渋滞? 一抹の不安がよぎったが、道の駅への入り口の反対側にフィッシャーマンズケープなるものがあり、そこへ入るクルマで混んでいるようだ。どこもかしこも大混雑、困ったもんだネ、なんて言う自分もまた、その原因のひとつなのだが…

その混雑を尻目に、反対側へ曲がり坂を駆け上がる。「道の駅 風の丘米山」に到着だ。風の丘と言うだけあって、日本海が一望できる見晴らしのいい場所だ。そこの旅館兼食堂で、昼食をとることにした。
あれこれ迷った結果、とんかつ定食をオーダー。735円という価格は、この手の施設にしてはまずまずか。ま、量もさほど多くはないが、とりあえず腹の足しにはなった。

これでヒトもバイクも腹が据わったので、何も気にせずガンガン行けるぞ。
R8を少し走ると、柏崎に入った。市街をくねくねと曲がり、R352へ。海へと向かう路地の光景は、北海道・根室のそれにどことなく似ていた。一瞬だけ過去を振り返りつつ、尚も先へ進む。深い谷をまたぐ橋を越えると、道はふたたび日本海のすぐそばへ。快適なシーサイドクルーズ…といきたいとこだが、ここで緊急事態! 急に激しい眠気に襲われたのだ。睡眠2時間、食後すぐとあっては、そうなっても仕方がない。でも、バイクを停めて眠れそうな場所もなく、大声を出したり頭を揺さぶったりして懸命に堪えた。

途切れかける意識と格闘しつつ、どうにか「道の駅 越後出雲崎天領の里」までたどり着くも、クルマとバイクが氾濫していて、当然、人もうじゃうじゃで、とても昼寝ができる環境ではない。仕方なく、道を挟んで反対側の公園にバイクを停め、陽を避けるべく大きな石碑の影に身を横たえた。
汗ばむ陽気の昼下がり、薄れゆく意識の中で、子供たちのはしゃぐ声が聞こえた…
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by fch_titans | 2005-05-20 09:40 | ツーリング

30000miles

を、今日突破した。

kmに換算すると、48000だ。

我が軍に正式採用されたのが2001年の7月。その当時は11386kmだったから…年間10000kmペースには届かないか。
でもまあ、最初の3年間の通勤距離が片道6kmだったことを考えると、けっこう走ったなぁ。

これまでに経年変化や立ちゴケ、またガードレール突撃事故などがあり、そりゃもういろんなところが壊れた。
これまでの車歴の中で、間違いなく一番手のかかったマシンだ。

現在もオーディオが故障中、シートが破れている…などなど、不具合は枚挙に暇ないが、サイコMk.Ⅱ就任(予定)まであと2年、何とか頑張ってもらいたいものだ。

あ、そういえば、来月、車検だな。

嗚呼、また軍資金が豪快に飛んでゆく…(号泣)
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by fch_titans | 2005-05-19 18:16 | サイコガンダム