この星が、好きだから― 私は、ティターンズ。


by fch_titans
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FBM、初参加。【第5章】

駐車スペースに戻ってみると、半数近い車が去っていた。
もう帰ってしまったのだろうか? あるいは、単に移動しただけか?
それはともかく、私はアレキサンドリアを始動させ、峠を下って行った。

ゆっくりと走る途中で、すれ違う人々が振り返るのが分った。
「あれ何?」「エスパス」という会話もちらっと小耳に挟んだ。
フランス車の中では数少ないミニバンタイプゆえ、注目度はなかなかのようだ。

1、2速で急坂を登り、ieさんたちの待つ駐車場へ。
ぐるりと回りこみ、バック駐車をすべくいったん前に出す。
「すみませーん、ちょっと道をあけてくださ~い」と言ったと同時に、思わずエンスト。
これはちょびっと恥ずかしい。

さりげな~く、キーをひねって再始動。
「ギュギュギュギュギュギュギュ…」
あれ、かからなかった。もう一回。




「ギュギュギュギュギュギュギュ…」
あれれ? またかからない。イグニッションをいったんOFFにしないといけないのかな?



「ギュギュギュギュギュギュギュ…」



あれれれ~???
全然かからんぞ!?!?
なぜだ?

ひたすらセルの音ばかりが、辺りに響き渡る。
そのためか、付近一帯の人達が、みんなこちらを見てる…
さっきとは違う意味で、注目を集めてしまっている…

これは…  メガ恥ずかしい。


「どうしたんですか?」
ieさんの仲間の皆さんが、こちらに駆け寄ってきた。
「いや…よく分からないんですけど、かからなくて…」
すんごく中途半端な位置だったので、みなさんに押していただいて停め直した。

原因は、何だ?
プラグがかぶった? インジェクションなのに?
え、まさか…ルノーのトラブルの定番、TDCセンサー!?
‘01ルーテシアでさえ2度不調になっているんだから、’96エスパスでもその可能性は
十分、どころか十八分はある。
脳裏に不安がよぎり、心拍数が微妙に上がり始めた。

とりあえず、ボンネットを開ける。
でも、開けたところで、何ができるわけでもない。
どなたかが工具を貸してくださったけど、何もできない。
驚くなかれ、私は自分でプラグを外したことさえないのであーる!(←威張るな)

グラウンドに○○の社長がいるから、電話して診てもらう? など、親身に助けてくださる人々。初対面、それも今しがただというのに… 親切な人ばかりだよ。感謝と恐縮で心がいっぱいだった。

●始動直後に回転を上げて急坂を登ってきた(=熱がこもってしまった)
●標高が高い
●排気ガスがやたらガソリン臭い(=混合気が濃い?)
などの条件から、やはりプラグがかぶってしまったのではという見方が最有力となった。
よって、乾くまでしばらく待ったほうがいいとのアドバイスを受け、手を出さずしばし放置することに。

と、エンジンルームを不安げに眺めていた私に、誰かが声をかけてきた。
なんと、ぐっさんだった!
意外な対面! と思いきや、船体のステッカーおよび衣服のワッペンですぐに分かったそうな。

効果絶大じゃないか。貼ってきてよかったなー。

少しお話してお別れした後、ieさんがアレキサンドリアの操縦席へ。
そろそろいいでしょう、とキーを捻ると…

ギュギュギュギュギュギュグヮーン!
かかったぁ!
やはり時間を置いたのが良かったようだ。

しかし、ここがFBMの駐車場で助かった。
どこか山中でこうなって、周りに誰もいなかったら、恐らくは何度もしつこくセルを回し、余計に泥沼にハマっていたことだろう。
的確な助言のおかげで、事なきを得た。

皆さん本当にありがとう!


そうそう、トラブルといえば―
ところで、少し離れた場所で、サンクターボ(ミドシップのイカツイやつ)が何やらパンパンと白煙を噴いていて、しばらく後に見てみたら数人で押していた…
さらに、これは解散間際だが、あるお方のサンク(お名前伺っていなかったですね、分からなくてスミマセン…)の、運転席の窓が落ちた
いや、正確には「上がらなくなった」と言うべきか。ルノーにはけっこうおなじみのトラブルらしいが、見せてもらうと…
クルクル式(手動)!?
ということはつまり、窓落ちはパワーウィンドウ限定のトラブルではなく、ルノー全般に起こり得るってか!? …ゾゾー。
これまたみんなで寄ってたかって応急処置。

あちこちでトラブルが起こる、ある意味とってもFBMらしい光景である。
(でも、全部ルノーってとこが気になるが)
そして、そうなった時に、自然と周りの人が近寄ってきて、ワイワイと手助けするのも、これまたFBMらしい心温まる光景である。


改めてアレキサンドリアを停め直したところで、すぐ横ではieさんのご友人のR18に対する雑誌の取材&撮影が始まった。
そして、ieさんのR19も急遽取材対象となった。
これが、取材風景である。
b0066153_22175598.jpg
中央のセダンがルノー19。
左の紫マフラーの人がieさん。
その手前の棒は、へたくそバー実体式コーナーセンサーである。


そして、猫澤さんのエスパスV6、月面車さんの町内2号と並べて、記念撮影。
b0066153_222804.jpg
全幅は若干エスパスのほうが広いが、全高はRX4のほうが若干高い(全長はほぼ互角?)。
が、正面から眺めると、RX4がいちばんデカく見えて仕方がない。
セニックがベースなのに、不思議だなぁ。


談笑しているうちに、どこかしこから車が続々と集まってくる。
気が付けば、サンクが6台も。
b0066153_2227169.jpg


手前にはクリオ1(ウィリアムズ)、そして懐かしの(まだ1ヶ月しか経ってないけど)ルーテシア(=クリオ)2-1も並ぶという、先祖返りの図式。そうそうない風景だ。


そして、さらにもう1台、何やら見慣れない車が。
何だろ?
あれは…モデュス!
モデュスで思い出したが、いつだったか、こだま号を買ったディーラーのセールスW氏が、「こないだウチの店に乗って来られましたよ。ホウショウさんという人なんですけど」と言っていた。
もしや、そのホウショウさん!?

その通りだった!
なんと、この方もエスパス2のオーナー。で、同じ県にお住まいで、しかも例のディーラーにもよく訪れるとか。
まさか、県外のここでお目にかかれるとは! FBM、すご過ぎである。


通常ではありえない数多くの出会いがあり、とても楽しかったFBMも、陽の傾きと共に終わろうとしていた。
ビーナスラインへと続く坂道を、幾多のフランス車が駆け上がっていく。
やがて、ieさんご一行、ホウショウさん、サンク軍団の皆さんも去って行った。


私は、ずっとあれこれ話し込んでいた月面車さん、nekさんと夕食をご一緒することに。
RX4、エスパス、インプレッサの3台が連なり、ビーナスラインからR152を駆け下ってゆく。
陽も沈み、あたりが少しずつ暗くなり始めたころ、とあるそば屋に到着。
3人で中へ入り、そばを注文しつつ、自己紹介。
出てきた新そばに舌鼓を打ちながら、クルマ談義に花が咲いた。

蕎麦屋を出ると、辺りは真っ暗だった。
現地で宿泊するお二方とは、ここでお別れである。
「またお会いしましょう。さようなら」

2台の車が去った後、私は地図を開いて、帰りのルートを検討した。
諏訪からいきなり高速を利用してもよかったが、往路は全て一般道で来たことだし、毒を食らわば皿まで(!?)、中津川までは一般道で行くことにした。
はたしてこの選択が、吉と出るか、凶と出るか?

機関、始動。
残燃料、約60リットル。
アイドリング、良好。
周囲、敵機なし。

尾張へむけて、発進!!
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by fch_titans | 2005-10-25 22:05 | クルマ・バイク